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石組と瓦積併用の井戸

現在第2遺構検出面の調査中です。江戸中期を中心とした遺構群を掘削中です。
石組井戸がいくつもみつかってきているのですが、下の写真はそのひとつ。
基本的には石組井戸なのですが、部分的に瓦積で井戸側が構成されています。
まだ底面まで完掘していないので最下部は不明ですが、下から順に石組で、途中で半周くらい瓦積にして、その上はまた石組で仕上げるという変わりものです。
もしかしたら、井戸の機能中に上部石組を組み替えて、その際に一部だけ瓦積にしたのかもしれません。
これは、360°の石組み立面の記録がいるのか、とも思います。写真測量で遺構図作っているので、よく考えれば可能です。たくさん図化用の写真をとって、360°の立面記録にチャレンジします。

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by chienkan19 | 2019-08-08 11:37

 先週の遺構検出面調査を終えて、天明8(1788)年火災整地層を掘削してその下面の遺構群を検出しました。一部の遺構は、もう掘削を始めました。直径約70㎝くらいの平面円形の小さな石組遺構がみつかっています。井戸にしては小さすぎるし、湧水層にまで到達する深さの遺構ともおもえません。時期は江戸時代中期以前のものと思われます。
 これまでの今出川キャンパス内の発掘調査では、このような遺構は公家屋敷などに多く見られ、庭の施設の一部(小さな水溜?)とも考えられますが、今ほっているのは武家の敷地内。江戸時代の絵図には「与力同心」などと書かれ、御所に関する任務をもつ中下級武士の居所と考えられます。そんなところに立派なお庭施設と同じような水溜があるのかなあ。
 調査スタッフは謎の石組施設に首をひねりつつ、掘削をすすめています。


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by chienkan19 | 2019-08-01 14:57