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土蔵床を構成する礫敷と木材痕跡

安土桃山時代の焼失土蔵の調査は進んでいます。上段写真は調査区の今日の調査区の全景を南西方向から撮影したものです。
 中段の写真は、焼失土蔵のひとつの床構造を示す礫敷の検出状況を南からみたものです。拳大の礫が敷き詰められ、その上面に火災とその整地によって形成された焼土・炭化物層が形成されています。礫敷面には南北方向に60㎝間隔程度で幅10-15cmに筋状に礫の隙間がみられます。おそらく、丸太材あるいは角材が置かれていたと考えれます。
 また、下段の写真は同じ状況を東側から撮影した写真です。南北方向だけでなく東西方向に幅20㎝程度の礫敷のない溝状のへこみがあり、そこに炭化材が埋積しています。これらの痕跡から、土蔵の床下に礫敷をして木材を礫の間に東西南北の方向に設置していたことがわかります。おそらく床材の下に根太を並べていた痕跡と考えられます。この根太材と礫敷の上に板材を敷いて土蔵床を作っていたと考えられます。 
 焼土・炭化物層を一層ずつはがしていくことによって、建物構造の一端が見えてきます。これも発掘調査の面白さです。
 調査に参加している学生たちは、四苦八苦して悩みながら作業員さんたちとともに発掘を進めています。

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調査区南東部からの情景
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床下に礫を敷いた土蔵跡(根太とおぼしき丸太材痕跡がみえる)
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床下に礫を敷いた土蔵跡(長軸短軸方向に炭化した丸太材痕跡みえる)

by chienkan19 | 2022-03-30 14:19