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礎石建物と石・塼敷遺構

 写真のように、江戸後期の公家屋敷地の中には、一辺30㎝程度の礎石が多く検出される場所があります。(写真の上部)
 ただ、それらは等間隔に配列されていません。また、礎石は残っていないのですがそれを抜き取った凹みが東西南北方向に列状に検出されます。礎石の周囲は黄色粘土ブロックを多く含んだ土壌で整地されているようにもみえます。どうやら、建て替えをともなう複数の小規模な礎石建物が重複した状態で見つかっているようです。
 また、それに付帯するように、石と塼を列状に敷いた遺構も見つかっています。(写真の中~下位)礎石建物の周囲の通路もしくは雨落溝のような施設かもしれません。何度も同じ場所に礎石建物が立て替えられ、その周囲の地面にもしつらえがあったと思われます。
この遺構群のすぐ近くで江戸時代後期の漆喰造りの導水施設(庭園関連遺構)が見つかっているので、同じように庭に付帯する建物や施設だったのかもしれません。
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by chienkan19 | 2019-11-15 15:52