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土蔵の壁基礎+礫敷床?

3週間ほど、ブログ更新を怠っていました。
天明大火(1788)前後の江戸時代後期の公家屋敷敷地内の調査はすすみ、いろいろな遺構が見つかっています。
調査区の東部では、幅0.8mで直線状にのびる礫の集積がみつかり、L形に展開しています(上の写真)。
これまでの今出川キャンパスや他の京都市内の例では、こういった方形に展開する直線状の礫集積は土壁の基礎、特に土蔵の壁基礎の可能性が高いといわれています。さらに東側にも礫を敷き詰めた直線状の遺構があるので、土倉が広がるか、もう一棟の倉があった可能性もあります。

また、L形の土壁基礎の内側には、直径1cm未満の礫を薄く固く敷き詰めた礫敷が見つかっています。(下の写真)
土倉の壁に囲まれた内部の床面の一部が礫敷としつらえになっていたとも考えられます。

この地点は、今出川通から北へ15-20m程度の場所であり、今出川通りに門を構える公家屋敷の奥の部分にあたります。
敷地の奥に土蔵を配する屋敷だったとも考えられます。

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by chienkan19 | 2019-11-01 15:36